「UL規格(Underwriters Laboratories)」とは、アメリカの独立安全認証機関が策定する安全規格です。
材料、部品、装置などが発火や感電といった危険を引き起こさないか、非常に厳しい基準で審査されます。アメリカやカナダ(cUL規格)へ電気製品を輸出する際には、事実上必須の規格となっており、世界的にも「安全性の証」として絶大な権威を持っています。
電線やコネクタなどの部材単体がUL認定品であっても、それらを加工して「ワイヤーハーネス」として組み立てた場合、加工方法や管理体制が悪ければ安全性が損なわれてしまいます。
そこで設けられているのが、UL Solutions社の「ワイヤリングハーネス・トレーサビリティプログラム(Wiring Harness Traceability Program)」です。このプログラムでは、機器内配線用電線(AWM)が製造工場からハーネス製造会社、さらに最終組立ラインへと移動していく過程を継続的にモニタリングし、世界で2,000社を超えるUL認定のワイヤリングハーネス製造者ネットワークを構築しています。これにより、厳密な管理ルールの下で加工されたハーネスのみが採用され、サプライチェーンに非適合品が混入するリスクを低減する仕組みとなっています。
機械装置などを北米へ輸出する際、内部に使われているワイヤーハーネスがUL認定工場で製造されたものでないと、税関や現地での審査に通らないリスクがあります。
どのメーカーの、どのロットの部材を使い、いつ製造されたのかを追跡できる管理体制が求められており、万が一の際のリスク管理が徹底されています。
UL認定工場は、ULのフォローアップサービスプログラムに基づく継続的な監査・査察の対象となります。常に高い品質管理レベルを維持し続けなければ認定は剥奪されるため、国内向け製品においても高い信頼性の担保となります。
UL Solutionsは工場・市場監視プログラムやホログラフィックラベル、税関・規制当局との連携などを通じて、規格外品や偽造品がサプライチェーンに入り込むリスクの低減に取り組んでいます。
💡 イー・エス製作所は【 Wiring Harnesses UL/cUL工場 (E327588) 】です。
厳しい審査をクリアした管理体制で、北米向け製品のハーネス加工や、徹底したトレーサビリティが求められる重要保安部品の加工にも確実にお応えします。
出典:UL Solutions「ワイヤリングハーネス・トレーサビリティプログラム」(https://www.ul.com/ja/services/wiring-harness-traceability-program)