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ワイヤーハーネスの「サイズ(太さ)」とは?

ワイヤーハーネス(組み電線)を設計・製造する上で、最も基本であり重要なのが**「電線のサイズ(太さ)」**の選定です。
電線に流せる電気の量(許容電流)は、中の導体(銅線など)の太さによって決まります。細すぎる電線に大きな電流を流すと発熱や発火の原因となり、逆に太すぎるとコスト増加や配線の取り回しが悪化してしまいます。
ここでは、電線の太さを表す際によく使われる2つの規格、**「AWG」**と**「SQ(スケア)」**について初心者の方にも分かりやすく解説します。

「AWG」と「SQ(スケア)」の違い

1AWG(アメリカン・ワイヤー・ゲージ)

主にアメリカをはじめとする北米で作られた規格で、電子機器やIT機器などの内部配線で世界的に広く使われています。

【最大の特徴】 数字が「小さい」ほど電線は「太く」なります。
(例:AWG18 は AWG24 よりも太い電線です)

2SQ(スケア / 平方ミリメートル)

日本(JIS規格)やヨーロッパなどで一般的に使われている規格です。「スクエア(Square)」がなまって「スケア」と呼ばれるようになりました。電線の導体部分の**「断面積(mm²)」**をそのまま表しています。

【最大の特徴】 数字が「大きい」ほど電線は「太く」なります。
(例:2.0sq は 0.5sq よりも太い電線です)

AWG ⇔ SQ(スケア)換算表

図面がAWGで書かれている場合や、SQで指定された部材を代替品で探す場合など、現場でよく使われるサイズの近似値換算表です。
※厳密には断面積が完全に一致するわけではないため、あくまで「相当サイズ(近似値)」としての目安となります。

AWG サイズ
(数字が小さいほど太い)
SQ (スケア) 相当
断面積 mm²
よく使われる主な用途・特徴
AWG 8 8.0 sq 大電流用バッテリーケーブル、大型産業機器の主電源
AWG 10 5.5 sq 機械設備の電源線、モーター配線
AWG 12 3.5 sq エアコン・ヒーターなどの動力線
AWG 14 2.0 sq 一般コンセント電源、中型機器の内部配線
AWG 16 1.25 sq 制御盤の配線、自動車用配線(汎用性が高い標準サイズ)
AWG 18 0.75 sq (0.85sq) 小・中型機器の電源、センサーの電源線
AWG 20 0.5 sq 信号線、小電力の内部配線(ハーネス加工で非常に多い)
AWG 22 0.3 sq 通信線、LEDなどの弱電用配線
AWG 24 0.2 sq 電子機器の内部配線、LANケーブル等の芯線
AWG 26 0.12 sq 基板用コネクタ配線、精密機器の信号線
AWG 28 0.08 sq リボンケーブル(フラットケーブル)、パソコン内部配線
AWG 30 0.05 sq 極細線。ノートPCやスマートフォンの内部基板配線

💡 初心者向けのワンポイントアドバイス

ハーネス加工において最もご相談が多いのは、黄色く色付けした「AWG16〜AWG22(1.25sq〜0.3sq)」のエリアです。まずはこの中間のサイズ感を覚えておくと、太い・細いのイメージが掴みやすくなります。
ご要望の仕様書がどちらの規格で書かれていても、イー・エス製作所では最適なケーブル選定と加工をサポートいたします。お悩みの際はお気軽にご相談ください。

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