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ロボットケーブル(可動部用ケーブル)とは?

産業用ロボットのアーム部分や、工作機械のベアベリング、スライダーなど、常に動き続ける「可動部」に使用される特殊な電線のことを総称して「ロボットケーブル」と呼びます。
一般的なケーブル(固定配線用)は、一度配線したら動かさないことを前提としているため、曲げ伸ばしを繰り返すと中の銅線が金属疲労を起こしてすぐに断線してしまいます。ロボットケーブルは、数百万回から数千万回という過酷な屈曲(曲げ伸ばし)に耐えられるよう、特殊な構造で作られています。

ロボットケーブルに求められる3つの性能

1. 圧倒的な「屈曲性」と「捻回(ねんかい)性」

ロボットケーブルの内部導体には、一般的な電線よりもはるかに細い極細の銅線をより合わせた特殊な導体が使用されています。また、曲げた時の摩擦を逃がすために、絶縁体との間に滑りやすい特殊なテープ(すべり紙)が巻かれているなど、曲げ(U字屈曲)やねじり(捻回)に対する耐性が極限まで高められています。

2. 過酷な環境に耐える「耐油性・耐薬品性」

工作機械の周辺では、切削油や潤滑油などの機械油が飛散することが多々あります。一般的な塩化ビニル(PVC)の被覆は油に触れると硬化して割れてしまうため、ロボットケーブルの外被(シース)には、耐油性や耐摩耗性に優れたウレタンや特殊PVCなどが採用されています。

3. 動きに追従する「シールド構造」

モーターやインバータ付近で使用されるため、ノイズ対策のシールド(銅線の網組)が必須です。しかし、シールド自体も曲げによって金属疲労を起こしやすいため、ロボットケーブルには通常のシールドよりも細かくしなやかに編み込まれた「高密度横巻シールド」や「編組シールド」が採用されます。

ロボットケーブル加工における難しさと当社の強み

ロボットケーブルは非常に高性能ですが、その特殊な構造ゆえに「加工が非常に難しい」という側面を持ちます。

加工時の主な課題

  • 外被が非常にタフ(硬い・滑る)なため、通常のストリッパー(皮剥き機)では綺麗に剥けない。
  • 内部の極細銅線やシールド線を、1本も傷つけずに加工する繊細な技術が必要。
  • 紙テープや介在物(糸などのクッション材)を根元から綺麗に取り除く手間がかかる。

イー・エス製作所では、これら難易度の高いロボットケーブルや特殊複合ケーブルの加工実績が多数ございます。
最新のケーブルストリッパー機器の活用と、長年培ってきた職人の手加工技術を組み合わせることで、芯線を一切傷つけることなく、確実なシールド処理・圧着加工・はんだ付けを実現します。FA機器やロボット関連のハーネス加工でお困りの際は、ぜひ当社にお任せください。

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