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ワイヤーハーネス加工、制御盤配線、光ファイバー通信などにおいて頻繁に使用される専門用語や規格をあいうえお順・アルファベット順にまとめました。初心者の方の辞書代わりとしてご活用ください。

インデックス

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 A - Z (アルファベット)

あ行

圧着端子
(あっちゃくたんし)
電線の先端に取り付け、ネジや差し込みで機器と接続するための金具。専用工具で物理的な圧力(かしめ)を加えて電線と固定します。
圧接
(あっせつ)
被覆を剥かず、端子の刃で被覆を突き破って導通させる方式(IDC)。フラットケーブル等の一括結線に適しています。
アプリケーター
(あぷりけーたー)
自動圧着機に取り付けて使用する、端子の種類ごとに用意された専用の金型ユニットのこと。精密な圧着加工に欠かせない設備です。
エコチューブ
(えこちゅーぶ)
環境規制に配慮し、燃焼時にダイオキシンなどの有毒なハロゲン系ガスを発生させない素材で作られたマークチューブや熱収縮チューブ。

か行

角型コネクタ
(かくがたこねくた)
嵌合部が四角形のコネクタ。多数のピンを高密度に配置できるため、産業用ロボットや工作機械の制御盤配線に適しています。
架橋
(かきょう)
樹脂に電子線を当てるなどして、分子同士を網目状に強固に結合させる技術。熱収縮チューブが熱を加えると元の形に縮もうとする原理に利用されています。
基板対電線コネクタ
(きばんたいでんせん)
プリント基板側に実装されたピンヘッダーに対して、電線を取り付けたハウジングを差し込んで接続するコネクタ(Wire-to-Board)。
クリンプハイト
(くりんぷはいと)
端子を電線に圧着した際の「圧着部分の高さ(潰れ具合)」のこと。この数値がメーカーの指定規格内に収まっているかが、加工品質(引張強度)を決定する最重要指標です。
コア
(こあ)
光ファイバーケーブルの中心にある、実際に光信号が通るガラスやプラスチックの道のこと。
コネクタ
(こねくた)
電線同士、あるいは電線と基板などをワンタッチで接続・分離できるようにする部品。ハウジング(樹脂ケース)とコンタクト(金属端子)で構成されます。

さ行

先開形端子 / Y形
(さきびらきがた)
接続部が「Uの字」や「Yの字」のように開いている圧着端子(クワガタ端子)。ネジを完全に取り外さなくても着脱できるため、メンテナンス性に優れます。
スケア / SQ
(すけあ)
日本(JIS規格)などで使用される電線の太さを示す単位。導体の断面積(平方ミリメートル=mm²)を表しており、「スケ」と略されることもあります。
ストリッパー
(すとりっぱー)
電線の内部の導体(芯線)を傷つけることなく、外側の被覆だけを正確に剥ぎ取るための専用工具(ワイヤーストリッパー)。
ストレインリリーフ
(すとれいんりりーふ)
ケーブルの根元など、曲げや引張のストレスが集中しやすい箇所を補強し、断線を防ぐ機能や構造のこと。熱収縮チューブなどがこの役割を果たします。
絶縁体
(ぜつえんたい)
電気を通さない物質のこと。電線においては、中心の導体を覆ってショートや感電を防いでいる外側のビニルやプラスチック部分(被覆)を指します。
絶縁被覆付端子
(ぜつえんひふくつき)
あらかじめ圧着する部分に、プラスチック等(塩化ビニルやナイロン)の絶縁スリーブが被せられている端子のこと。ショートを防ぎ、後からキャップを被せる手間が省けます。

た行

ダイス
(だいす)
圧着工具の先端や、アプリケーター内部にある「端子をかしめるための金型」のこと。端子の形状に合わせて正確なダイスを選ぶ必要があります。
単線
(たんせん)
1本の太い銅線(導体)のみで構成された電線。より線に比べて硬く曲げにくいですが、壁面内の固定配線などに適しています。
中継用コネクタ
(ちゅうけいよう)
電線が付いたコネクタ同士を空中(中継)でドッキングさせるためのコネクタ(Wire-to-Wire)。
銅建値
(どうたてね)
国内の電線メーカーが銅を仕入れる際の基準となる価格。LME銅相場と為替レートに基づいて算出され、電線の販売価格に直結します。
導体
(どうたい)
電線の中心にある、実際に電気を通す金属部分のこと。ワイヤーハーネスでは主に銅(軟銅線)やスズメッキ銅線が使用されます。

な行

ナイロンコネクタ
(ないろんこねくた)
樹脂(ナイロン等)のハウジングを持つ最も一般的なコネクタ。基板と電線の接続や機器内部の配線に広く用いられます。
肉厚
(にくあつ)
チューブやケーブル被覆の「壁の厚み」のこと。熱収縮チューブは、収縮して径が細くなるにつれて肉厚が厚くなり、仕上がりの硬さに影響を与えます。
ノンハロゲン
(のんはろげん)
燃焼した際にダイオキシンなどの有毒なハロゲン系ガスを発生させない素材のこと。エコケーブルやエコチューブの材料として指定されることが増えています。

は行

裸圧着端子
(はだかあっちゃくたんし)
絶縁被覆が一切ついておらず、金属部分がすべて露出している圧着端子。圧着後に絶縁キャップや熱収縮チューブを被せて保護するのが一般的です。
半挿入
(はんそうにゅう)
コネクタのハウジングに端子を差し込んだ際、ロックがかからず後ろに抜けてしまう重大な加工不良状態(端子抜け)。
半田付け
(はんだづけ)
熱で溶けた合金(はんだ)を用いて、電線同士や電子部品を接合する方法。細かい作業が可能ですが、職人のスキルによって品質が左右される側面があります。
プッシュイン端子台
(ぷっしゅいん)
ネジ締め作業が不要で、電線の先端に付けた「棒端子(フェルール端子)」を差し込むだけで確実な結線が完了する、近年主流になりつつある省力化端子台。
フェルール
(ふぇるーる)
光ファイバーコネクタの先端にある、光ファイバーをミクロン単位の精度で保持するための極細の筒(主にセラミック製)。※棒端子のこともフェルールと呼ぶ場合があります。
フッ素樹脂 / テフロン
(ふっそじゅし)
耐熱性・耐薬品性・滑り性に極めて優れた樹脂。熱収縮チューブの素材としても使われ、高温環境や薬品がかかる過酷な場所で活躍します。
防水コネクタ
(ぼうすいこねくた)
内部や嵌合部にゴムパッキンなどが内蔵され、水滴や埃の侵入を防ぐ設計になっている特殊なコネクタ。
ポリオレフィン
(ぽりおれふぃん)
熱収縮チューブやエコケーブルの被覆として最も一般的に広く使われている、柔軟性に優れた樹脂素材の総称。

ま行

マークチューブ
(せんめいちゅーぶ)
電線の行き先や回路番号を専用プリンターで印字し、電線に通すチューブ。「誤配線の確実な防止」と「メンテナンス性の向上」に不可欠な部材です。
丸型コネクタ
(まるがたこねくた)
嵌合部が円筒形になっているコネクタ。ネジやバヨネット方式でロックでき、振動に強いためサーボモーターなどで重宝されます。
マルチモード
(まるちもーど)
光ファイバーの種類の一つ。コア径が広く、複数の光の経路(モード)を通すことができるため、LANやデータセンター内など短・中距離の通信に用いられます。
丸形端子 / R形
(まるがたたんし)
接続部が「Oの字」のリング状になっている最も標準的な端子。ネジを完全に取り外さないと着脱できませんが、万が一ネジが緩んでも抜け落ちないため安全性が高いです。

や行

より線
(よりせん)
髪の毛のように細い銅線(素線)を複数本より合わせて1本にした電線。単線よりも柔軟性が高く、振動による断線にも強いため、ワイヤーハーネスの主流となっています。

ら行

ロボットケーブル
(ろぼっとけーぶる)
産業用ロボットの関節部や工作機械の可動部など、屈曲や捻りが何万回と繰り返される過酷な環境で使用されることを前提に設計された、耐久性の高い特殊ケーブル。

わ行

ワイヤーハーネス
(わいやーはーねす)
複数の電線(ワイヤー)を束ね、先端に端子やコネクタを取り付けた「組み電線」。機器内部の電力供給や信号伝達を担い、人間でいう「神経や血管」に例えられます。

A - Z (アルファベット・数字)

APC研磨
(ななめきゅうめんけんま)
光コネクタの端面を斜め(8度)にカットして研磨した方式。光の反射を極限まで抑えることができ、コネクタ本体は識別のため主に「緑色」をしています。
AWG
(あめりかんわいやーげーじ)
主に北米などで使用される電線の太さ(導体断面積)を表す規格。数字が大きくなるほど電線は細くなります。(例:AWG24はAWG18よりも細い)
CCC認証
(ちゅうごくきょうせいにんしょう)
中国国内に製品を輸出・販売する際に必須となる安全認証制度。対象品目に指定された電線・ケーブルもこの認証を取得する必要があります。
CEマーキング EU(欧州連合)加盟国へ製品を輸出・流通させる際に必須となる基準適合マーク。対象となる製品の安全基準を満たしていることを示します。
DisplayPort
(DP)
PC・ゲーミングモニター向けの高性能デジタル映像出力端子。超高解像度や高リフレッシュレートに対応し、端子に抜け防止のツメ(ラッチ)が付いているのが特徴です。
D-Subコネクタ
(でぃーさぶ)
アルファベットの「D」の形をした金属製シェルを持つコネクタ。VGA(アナログ映像)やRS-232C(シリアル通信)など、幅広い入出力で用いられます。
FCコネクタ 金属製の外装を持ち、ネジを回してしっかりと固定する光コネクタ。着脱に手間はかかりますが、振動や引っ張りに強いため計測機器や産業用設備で重宝されます。
HDMI テレビやPCモニターなどで最も普及しているデジタル映像・音声コネクタ。1本のケーブルで高画質な映像と音声を同時に伝送できます。
LCコネクタ 上部のツメ(ラッチ)を押してLANケーブルのように着脱できる、小型の光コネクタ。データセンターなどの高密度配線で現在の主流となっています。
LME銅相場 ロンドン金属取引所(London Metal Exchange)で決定される、国際的な銅の取引価格。この相場と為替レートが日本の「銅建値」の計算基準となります。
M.2
(えむどっとつー)
現代のパソコンで主流となっている、マザーボードに直接挿し込むガムのような形状をした小型・超高速SSDの規格。
MPOコネクタ 1つのコネクタ内に12芯や24芯など、複数の光ファイバーを並べて一括で接続できる多芯コネクタ。40G/100G以上の超高速・大容量通信に用いられます。
PSE法
(でんきようひんあんぜんほう)
日本国内における電気用品の安全性を確保するための法律。コンセントから電源を取る製品や電源ケーブルが対象となり、「PSEマーク」が表示されます。
REACH規則
(りーちきそく)
化学物質の登録や制限に関するEUの規則。人体や環境に悪影響を及ぼす懸念がある「高懸念物質(SVHC)」が対象となり、定期的に規制リストが更新されます。
RJ-45 イーサネット(有線LAN)接続に使用される8ピンのコネクタ。ネットワーク機器間の通信や、PoEによる電力供給に用いられます。
RoHS指令
(ろーずしれい)
電気・電子機器に含まれる特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロムなど計10物質)の使用を制限するEUの環境規制。部材選定のグローバルスタンダードです。
RS-232C 機器間のシリアル通信規格。通信速度は遅いもののノイズに強く、ルーターのコンソール設定や工作機械・計測器等の制御用として産業分野では現在も重宝されています。
SATA
(シリアルATA)
デスクトップPCやサーバーの内部で、内蔵HDDやSSD、光学ドライブを接続するためのデータ伝送規格(L字型のコネクタ)。
SCコネクタ 押し込むだけでロックされ、引くだけで抜ける(プッシュプル方式)作業性に優れた標準的な光コネクタ。日本のNTTが開発し、世界中で普及しています。
SVHC
(こうけねんぶっしつ)
REACH規則において、発がん性や環境残留性など、人体や環境に重大な悪影響を及ぼす懸念があると指定された化学物質のこと。
Thunderbolt
(サンダーボルト)
IntelとAppleが共同開発した高速通信規格。コネクタ形状はUSB Type-Cと同じですが、より高速なデータ通信と大容量データ転送(外部GPU等)が可能です。
UL規格
(ゆーえるきかく)
アメリカにおける製品の安全規格。北米市場へ輸出する産業機械や制御盤の配線には、UL認証を受けたケーブルや部材の使用が強く求められます。
UPC研磨
(ちょうきゅうめんけんま)
光コネクタの端面を精密な球面状に磨き上げ、反射減衰量を高めた方式。現在最も一般的に使用されており、コネクタ本体は主に「青色」をしています。
USB 周辺機器の接続や電力供給において、現在最も広く普及している標準規格。形状により「Type-A」「Type-B」「Type-C」などの種類が存在します。
VGA アナログRGB信号を用いて映像を出力する古いコネクタ規格(青色のD-Sub15ピン)。現在でもサーバーの保守用コンソールなどで使用されることがあります。
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