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ワイヤーハーネス加工、制御盤配線、光ファイバー通信などにおいて頻繁に使用される専門用語や規格をあいうえお順・アルファベット順にまとめました。初心者の方の辞書代わりとしてご活用ください。

インデックス

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 A - Z (アルファベット)

あ行

圧着
(あっちゃく)
専用工具で端子を電線に強く押し潰し(かしめ)、電気的・機械的に接合する技術の総称。圧力によって金属同士がミクロレベルで密着する「冷間溶接」に近い状態を作り、低抵抗で確実な導通を実現します。
圧着端子
(あっちゃくたんし)
電線の先端に取り付け、ネジや差し込みで機器と接続するための金具。専用工具で物理的な圧力(かしめ)を加えて電線と固定します。
圧接
(あっせつ)
被覆を剥かず、端子の刃で被覆を突き破って導通させる方式(IDC)。フラットケーブル等の一括結線に適しています。
アプリケーター
(あぷりけーたー)
自動圧着機に取り付けて使用する、端子の種類ごとに用意された専用の金型ユニットのこと。精密な圧着加工に欠かせない設備です。
インシュレーションバレル
(いんしゅれーしょんばれる)
圧着端子の2つのツメ(バレル)のうち、電線の被覆部分を包み込んで固定する側。ここをしっかり固定することで、電線が引っ張られたり振動したりした際の負荷が芯線側(ワイヤーバレル)に直接かかるのを防ぎます。
エコケーブル / EM-KIE・EM-KIC
(えこけーぶる / いーえむけーあいいー・いーえむけーあいしー)
KIV線などの絶縁体からハロゲン系物質(塩化ビニル等)を排除した環境配慮型の電線。燃焼時に有毒ガスやダイオキシンを発生させないため、鉄道車両や地下鉄など密閉空間の機器内配線での採用が増えています。
エコチューブ
(えこちゅーぶ)
環境規制に配慮し、燃焼時にダイオキシンなどの有毒なハロゲン系ガスを発生させない素材で作られたマークチューブや熱収縮チューブ。

か行

角型コネクタ
(かくがたこねくた)
嵌合部が四角形のコネクタ。多数のピンを高密度に配置できるため、産業用ロボットや工作機械の制御盤配線に適しています。
カットオフタブ
(かっとおふたぶ)
リール状に連鎖した端子を1つずつ切り離した際に残る突起部分。この長さが規定より長すぎると、コネクタのハウジングに挿入できなかったり、挿入時に内部を傷つけたりする不良の原因となります。
架橋
(かきょう)
樹脂に電子線を当てるなどして、分子同士を網目状に強固に結合させる技術。熱収縮チューブが熱を加えると元の形に縮もうとする原理に利用されています。
カラーチェッカ
(からーちぇっか)
多芯ケーブルの誤配線を防ぐための検査手法・検査機。「何番ピンに何色の線を接続するか」というアサインどおりに配線されているかを、目視や画像認識式の機器で確認します。
基板対電線コネクタ
(きばんたいでんせん)
プリント基板側に実装されたピンヘッダーに対して、電線を取り付けたハウジングを差し込んで接続するコネクタ(Wire-to-Board)。
許容電流
(きょようでんりゅう)
電線が安全に流すことができる電流の上限値。電線の太さだけでなく、耐熱温度や周囲温度、束ねて配線するかどうか(低減係数)によって変化し、超えると被覆の溶融や発火の原因となります。
許容曲げ半径
(きょようまげはんけい)
ケーブルやワイヤーハーネスを断線や性能低下させずに曲げることができる最小の半径。固定配線か可動配線かによって基準が異なり、この半径を下回ると断線等の原因となります。
クラッド
(くらっど)
光ファイバーの構造で、中心のコアを外側から包む層。コアよりも光の屈折率が低く作られており、この境界面で光を全反射させることで、光を漏らさずに伝送方向へ閉じ込める役割を持ちます。
クリンプハイト
(くりんぷはいと)
端子を電線に圧着した際の「圧着部分の高さ(潰れ具合)」のこと。この数値がメーカーの指定規格内に収まっているかが、加工品質(引張強度)を決定する最重要指標です。
結束バンド / インシュロック
(けっそくばんど / いんしゅろっく)
バラバラの電線を一つにまとめて固定するための樹脂製のバンド。ワイヤーハーネスの外装・結束部品の一つで、配線をすっきりまとめて省スペース化し、振動による擦れ(断線)を防ぐ役割があります。
極細同軸ケーブル
(ごくぼそどうじくけーぶる)
中心導体の周りを絶縁体、シールド(外部導体)、保護被覆で覆った極めて細いケーブル。省スペースでの高速伝送やノイズ対策が求められる箇所で使用されます。
コア
(こあ)
光ファイバーケーブルの中心にある、実際に光信号が通るガラスやプラスチックの道のこと。
高圧電線 / 高圧ケーブル
(こうあつでんせん / こうあつけーぶる)
交流で600Vを超え7,000V以下の電圧を扱う電線・ケーブルの総称。低圧電線よりも厚い絶縁体やシールド層を備えており、キュービクル(高圧受電設備)などの配線に使用されます。代表例にCVケーブルやKIP線があります。
公差
(こうさ)
部品や製品を製造する際に許容される寸法のばらつき(誤差)の範囲。ワイヤーハーネス加工においては、指定のケーブル長に対してプラスマイナス何ミリまで許容できるかを示す重要な基準となります。
コネクタ
(こねくた)
電線同士、あるいは電線と基板などをワンタッチで接続・分離できるようにする部品。ハウジング(樹脂ケース)とコンタクト(金属端子)で構成されます。
コルゲートチューブ
(こるげーとちゅーぶ)
蛇腹状(じゃばら状)の樹脂製保護管。柔軟に曲げられるため、可動部の配線を束ねて外部からの衝撃や摩耗から保護する外装部品として使われます。
コンタクト
(こんたくと)
コネクタを構成する金属製の端子部分。樹脂製のハウジングに保持され、電線同士や電線と基板の電気的な接続を担います。

さ行

先開形端子 / Y形
(さきびらきがた / わいがた)
接続部が「Uの字」や「Yの字」のように開いている圧着端子(クワガタ端子)。ネジを完全に取り外さなくても着脱できるため、メンテナンス性に優れます。
シース / 外被
(しーす / がいひ)
複数の絶縁電線をまとめて覆う、ケーブル最外層の丈夫な保護被覆。物理的なダメージや紫外線、水分の侵入から内部の電線群を守る役割を持ちます。「電線」を複数本まとめてシースで覆ったものが「ケーブル」と呼ばれます。
シールド線
(しーるどせん)
内部の導体をアルミ箔や銅線の編組(網組)で覆い、外部からの電磁ノイズの影響を抑えた電線。モーターやインバーターなどが発するノイズをアース側へ逃がし、信号の乱れ(誤作動)を防ぎます。
芯線はみ出し不良
(しんせんはみだしふりょう)
圧着加工でワイヤーバレルから先端に出る芯線の長さが規定より長すぎる、または短すぎる不良。長すぎるとコネクタの嵌合を妨げたり隣ピンとのショートを招き、短すぎると引張強度が低下して抜けやすくなります。
シングルモード / SMF
(しんぐるもーど / えすえむえふ)
光ファイバーの種類の一つ。コア径が非常に細く光がほぼ一直線に進むため信号の減衰が少なく、都市間の通信網や屋外の長距離光回線など数十km以上の伝送に用いられます。
スケア / SQ
(すけあ / えすきゅー)
日本(JIS規格)などで使用される電線の太さを示す単位。導体の断面積(平方ミリメートル=mm²)を表しており、「スケ」と略されることもあります。
ストリッパー
(すとりっぱー)
電線の内部の導体(芯線)を傷つけることなく、外側の被覆だけを正確に剥ぎ取るための専用工具(ワイヤーストリッパー)。
ストレインリリーフ
(すとれいんりりーふ)
ケーブルの根元など、曲げや引張のストレスが集中しやすい箇所を補強し、断線を防ぐ機能や構造のこと。熱収縮チューブなどがこの役割を果たします。
絶縁体
(ぜつえんたい)
電気を通さない物質のこと。電線においては、中心の導体を覆ってショートや感電を防いでいる外側のビニルやプラスチック部分(被覆)を指します。
絶縁被覆付端子
(ぜつえんひふくつき)
あらかじめ圧着する部分に、プラスチック等(塩化ビニルやナイロン)の絶縁スリーブが被せられている端子のこと。ショートを防ぎ、後からキャップを被せる手間が省けます。
全反射
(ぜんはんしゃ)
屈折率の高い物質(コア)から低い物質(クラッド)へ光が進む際、境界面で光がすべて反射する現象。光ファイバーが光を外に漏らさず遠くまで伝送できる原理となっています。

た行

ダイス
(だいす)
圧着工具の先端や、アプリケーター内部にある「端子をかしめるための金型」のこと。端子の形状に合わせて正確なダイスを選ぶ必要があります。
耐火(FP) / 耐熱(HP)ケーブル
(たいか・たいねつけーぶる)
火災発生時の高熱に晒されても一定時間ショートせず機能し続けるケーブル。非常用の消火ポンプや排煙機、非常警報装置などへの電力供給・信号伝達を維持する「命綱」の役割を担います。
単線
(たんせん)
1本の太い銅線(導体)のみで構成された電線。より線に比べて硬く曲げにくいですが、壁面内の固定配線などに適しています。
中継用コネクタ
(ちゅうけいよう)
電線が付いたコネクタ同士を空中(中継)でドッキングさせるためのコネクタ(Wire-to-Wire)。
ツイストペア
(ついすとぺあ)
2本の電線をより合わせる(ツイストする)ことで、外部からの電磁ノイズを打ち消す構造にした配線。LANケーブルなどに使われ、図面上では該当の配線を交差させたり括弧でくくったりして表現されます。
電線
(でんせん)
導体(金属)を絶縁体で覆い、電気や信号を伝えるための基本部材。ワイヤーハーネスは、この電線を複数束ねて端子やコネクタを取り付けた「組み電線」のことです。
同軸ケーブル / 同軸コネクタ
(どうじくけーぶる / どうじくこねくた)
中心導体の周りを絶縁体、外部導体(網組シールド)が同心円状に覆う構造のケーブル。高周波信号の伝送に優れ、テレビのアンテナ線や防犯カメラの映像伝送などに使われます。接続には専用の同軸コネクタ(BNC型・SMA型等)が用いられます。
導体
(どうたい)
電線の中心にある、実際に電気を通す金属部分のこと。ワイヤーハーネスでは主に銅(軟銅線)やスズメッキ銅線が使用されます。
銅建値
(どうたてね)
国内の電線メーカーが銅を仕入れる際の基準となる価格。LME銅相場と為替レートに基づいて算出され、電線の販売価格に直結します。
導通検査
(どうつうけんさ)
専用の検査機器(ハーネスチェッカ)を用いて、コネクタの端子間に電気が正しく流れているか、また隣り合うピン同士がショートしていないかを確認する検査工程。目に見えない内部の断線も検出できます。
ドレン線 / ドレンワイヤー
(どれんせん / どれんわいやー)
アルミ箔シールドなどに添えられている、ノイズをアースへ逃がすための裸導線。加工時にむき出しのまま放置すると他のピンに触れてショートする危険があるため、根元から熱収縮チューブを被せて保護するのが基本です。

な行

ナイロンコネクタ
(ないろんこねくた)
樹脂(ナイロン等)のハウジングを持つ最も一般的なコネクタ。基板と電線の接続や機器内部の配線に広く用いられます。
鉛入りはんだ
(なまりいりはんだ)
スズ(Sn)と鉛(Pb)の合金からなる従来型のはんだ。融点が約183℃と低く作業性に優れますが、環境規制(RoHS指令等)により一般製品での使用は制限されており、航空宇宙・医療など特殊用途で使われることがあります。
鉛フリーはんだ
(なまりふりーはんだ)
鉛を含まない環境配慮型のはんだ(Sn-Ag-Cu系等)。融点が約217〜220℃と鉛入りより高く高度な温度管理が必要ですが、現代の電子機器加工におけるグローバルスタンダードとなっています。
肉厚
(にくあつ)
チューブやケーブル被覆の「壁の厚み」のこと。熱収縮チューブは、収縮して径が細くなるにつれて肉厚が厚くなり、仕上がりの硬さに影響を与えます。
ノンハロゲン
(のんはろげん)
燃焼した際にダイオキシンなどの有毒なハロゲン系ガスを発生させない素材のこと。エコケーブルやエコチューブの材料として指定されることが増えています。

は行

ハウジング
(はうじんぐ)
コネクタを構成する樹脂製のケース部分。内部の金属端子(コンタクト)を保持・絶縁し、相手側コネクタと確実に嵌合させる役割を持ちます。
裸圧着端子
(はだかあっちゃくたんし)
絶縁被覆が一切ついておらず、金属部分がすべて露出している圧着端子。圧着後に絶縁キャップや熱収縮チューブを被せて保護するのが一般的です。
裸電線
(はだかでんせん)
絶縁体を持たず、導体がそのまま露出している電線。空気自体を絶縁として利用する架空送電線やトロリ線、電気を大地に逃がすためのアース線などに使われます。
半挿入
(はんそうにゅう)
コネクタのハウジングに端子を差し込んだ際、ロックがかからず後ろに抜けてしまう重大な加工不良状態(端子抜け)。
半田付け
(はんだづけ)
熱で溶けた合金(はんだ)を用いて、電線同士や電子部品を接合する方法。細かい作業が可能ですが、職人のスキルによって品質が左右される側面があります。
引張強度試験
(ひっぱりきょうどしけん)
電線と端子の圧着部分に規定の荷重(引っ張る力)をかけ、抜けずに耐えられるかを測定する検査。強度不足があると使用中の振動や引っ張りで抜けてしまうため、クリンプハイト等の圧着機コンディション管理にも活用されます。
被覆噛み込み
(ひふくかみこみ)
端子を電線に圧着する際、芯線だけでなく電線の被覆(絶縁体)まで一緒に挟み込んでしまう圧着不良。導通不良(電気抵抗の増大)や、発熱・発火の原因となります。
ピンアサイン
(ぴんあさいん)
コネクタの各ピン(端子)に対して、どの信号や電源の電線を接続するかを割り当てた配列設定や表のこと。誤配線を防ぐために図面上で明確に規定されます。
プッシュイン端子台
(ぷっしゅいん)
ネジ締め作業が不要で、電線の先端に付けた「棒端子(フェルール端子)」を差し込むだけで確実な結線が完了する、近年主流になりつつある省力化端子台。
フェルール
(ふぇるーる)
光ファイバーコネクタの先端にある、光ファイバーをミクロン単位の精度で保持するための極細の筒(主にセラミック製)。※棒端子のこともフェルールと呼ぶ場合があります。
フッ素樹脂 / テフロン
(ふっそじゅし / てふろん)
耐熱性・耐薬品性・滑り性に極めて優れた樹脂。熱収縮チューブの素材としても使われ、高温環境や薬品がかかる過酷な場所で活躍します。
フラックス
(ふらっくす)
はんだ付けの際、金属表面の酸化膜を除去するための補助剤。適切な量を使用しないと、はんだが金属になじまず接合不良(いもはんだ等)の原因となります。
ベルマウス
(べるまうす)
端子の圧着部(ワイヤーバレル)の端に設けるラッパ状の広がり。これが無い、または大きすぎると、圧着端部でエッジが立ち、振動などによって芯線が傷ついて断線する原因となります。
防水コネクタ
(ぼうすいこねくた)
内部や嵌合部にゴムパッキンなどが内蔵され、水滴や埃の侵入を防ぐ設計になっている特殊なコネクタ。
ポリオレフィン
(ぽりおれふぃん)
熱収縮チューブやエコケーブルの被覆として最も一般的に広く使われている、柔軟性に優れた樹脂素材の総称。

ま行

マークチューブ
(せんめいちゅーぶ)
電線の行き先や回路番号を専用プリンターで印字し、電線に通すチューブ。「誤配線の確実な防止」と「メンテナンス性の向上」に不可欠な部材です。
巻線 / マグネットワイヤ
(まきせん / まぐねっとわいや)
電気エネルギーと磁気エネルギーを相互変換するため、コイル状に巻いて使用する電線。銅線の表面にエナメル樹脂の極めて薄い絶縁塗料を焼き付けて作られ、モーターやトランス(変圧器)などに使われます。
丸型コネクタ
(まるがたこねくた)
嵌合部が円筒形になっているコネクタ。ネジやバヨネット方式でロックでき、振動に強いためサーボモーターなどで重宝されます。
マルチモード
(まるちもーど)
光ファイバーの種類の一つ。コア径が広く、複数の光の経路(モード)を通すことができるため、LANやデータセンター内など短・中距離の通信に用いられます。
丸形端子 / R形
(まるがたたんし / あーるがた)
接続部が「Oの字」のリング状になっている最も標準的な端子。ネジを完全に取り外さないと着脱できませんが、万が一ネジが緩んでも抜け落ちないため安全性が高いです。

や行

より線
(よりせん)
髪の毛のように細い銅線(素線)を複数本より合わせて1本にした電線。単線よりも柔軟性が高く、振動による断線にも強いため、ワイヤーハーネスの主流となっています。

ら行

LANケーブル / UTP・STP
(らんけーぶる / ゆーてぃーぴー・えすてぃーぴー)
機器間のデータ通信に用いるツイストペアケーブル。シールドの無い「UTP」が一般的ですが、インバーターノイズの多い工場などノイズ干渉を防ぎたい環境では、金属箔シールド付きの「STP」が選ばれます。
冷間溶接
(れいかんようせつ)
常温のまま金属同士が一体化する現象。圧着加工では、適切な圧力により端子と芯線の表面酸化膜が破れて新しい金属面同士が密着し、この状態に近い低抵抗・高強度な接合が実現します。
ロボットケーブル
(ろぼっとけーぶる)
産業用ロボットの関節部や工作機械の可動部など、屈曲や捻りが何万回と繰り返される過酷な環境で使用されることを前提に設計された、耐久性の高い特殊ケーブル。

わ行

ワイヤーバレル
(わいやーばれる)
圧着端子の2つのツメ(バレル)のうち、電線の芯線(導体)を直接包み込んで押し潰す側。電気が通る最も重要な接点であり、芯線が隙間なく変形して端子と一体化することで確実な導通を確保します。
ワイヤーハーネス
(わいやーはーねす)
複数の電線(ワイヤー)を束ね、先端に端子やコネクタを取り付けた「組み電線」。機器内部の電力供給や信号伝達を担い、人間でいう「神経や血管」に例えられます。

A - Z (アルファベット・数字)

APC研磨
(ななめきゅうめんけんま)
光コネクタの端面を斜め(8度)にカットして研磨した方式。光の反射を極限まで抑えることができ、コネクタ本体は識別のため主に「緑色」をしています。
AWG
(あめりかんわいやーげーじ)
主に北米などで使用される電線の太さ(導体断面積)を表す規格。数字が大きくなるほど電線は細くなります。(例:AWG24はAWG18よりも細い)
AWM
(えーだぶりゅーえむ)
UL規格における「Appliance Wiring Material」の略称。機器の内部配線用電線を指し、UL認定ワイヤーハーネス工場の管理下では、このAWMが製造工場から最終組立ラインまで継続的にトレースされます。
CCC認証
(ちゅうごくきょうせいにんしょう)
中国国内に製品を輸出・販売する際に必須となる安全認証制度。対象品目に指定された電線・ケーブルもこの認証を取得する必要があります。
CEマーキング
(しーいーまーきんぐ)
EU(欧州連合)加盟国へ製品を輸出・流通させる際に必須となる基準適合マーク。対象となる製品の安全基準を満たしていることを示します。
CSA規格
(しーえすえーきかく)
カナダにおける製品安全規格。北米(アメリカ・カナダ)向けの機器では、アメリカのUL規格とあわせて要求されることが多く、両規格を満たす「cUL規格」の認証品が広く使われます。
cUL規格
(しーゆーえるきかく)
UL規格の認証機関であるUL Solutions社が発行する、カナダ向けのCSA規格に相当する認証マーク。北米市場向けの製品において、アメリカ・カナダ両国の安全基準を1つの認証で満たすために広く使われています。
CVケーブル
(しーぶいけーぶる)
高圧の電力供給ラインとして最も幅広く使われている高圧ケーブル。絶縁体に架橋ポリエチレンを使用し耐熱性・耐候性に優れ、単心(1心)を3本組み合わせて使うのが基本形です。
CVTケーブル
(しーぶいてぃーけーぶる)
CVケーブル(単心)を3本より合わせて一体化した構造のケーブル。1本の敷設作業で三相分をまとめて施工できますが、まとまった分だけ重量が増します。
DisplayPort
(DP)
PC・ゲーミングモニター向けの高性能デジタル映像出力端子。超高解像度や高リフレッシュレートに対応し、端子に抜け防止のツメ(ラッチ)が付いているのが特徴です。
D-Subコネクタ
(でぃーさぶ)
アルファベットの「D」の形をした金属製シェルを持つコネクタ。VGA(アナログ映像)やRS-232C(シリアル通信)など、幅広い入出力で用いられます。
DVI
(でぃーぶいあい)
液晶モニター普及期に標準的だったデジタル映像端子。デジタル専用の「DVI-D」、アナログ専用の「DVI-A」、両対応の「DVI-I」があり、FA機器の表示装置などでは現役で使用されています。
eSATA
(いーさた)
内蔵ドライブ用の「SATA」規格を外付けドライブ用に転用したインターフェース。SATAと同等の転送速度を持ちますが、端子形状はL字ではなくI字型です。USB 3.0の普及により使用は減少しています。
FCコネクタ
(えふしーこねくた)
金属製の外装を持ち、ネジを回してしっかりと固定する光コネクタ。着脱に手間はかかりますが、振動や引っ張りに強いため計測機器や産業用設備で重宝されます。
HDMI
(えいちでぃーえむあい)
テレビやPCモニターなどで最も普及しているデジタル映像・音声コネクタ。1本のケーブルで高画質な映像と音声を同時に伝送できます。
HIV線
(えいちあいぶいせん)
IV線の絶縁体に耐熱材を配合し、耐熱温度を75℃(IV線より15℃高い)まで高めた電線。同じ太さの銅線でもより多くの電流を流せるため、盤内の省スペース化に貢献します。
IEEE1394
(FireWire / i.LINK)
デジタルビデオカメラの映像取り込みなどに使われたシリアルバス規格。4ピン/6ピン(400Mbps)や9ピン(800Mbps)などの形状があり、かつてのMac製品にも搭載されていました。
IV線
(あいぶいせん)
最も標準的な低圧電線。耐熱温度は60℃で、一般的な建築物の屋内配線や接地(アース)線として広く使われます。単線と撚り線のタイプがあります。
JCS規格
(じぇーしーえすきかく)
一般社団法人日本電線工業会が定める電線に関する国内の業界規格。JIS規格だけではカバーしきれない特殊な電線・ケーブルの製品規格や材料規格、試験・検査方法などを細かく規定しています。
JIS規格
(じすきかく)
日本の産業製品に関する国家規格。電線の導体サイズ(SQ)や絶縁体の材質、試験方法などを規定しており、国内で流通するケーブルの品質基準のベースとなっています。
KIP線
(けーあいぴーせん)
キュービクルなど高圧受電設備の盤内配線に特化した電線。絶縁体にEPゴムを使用しているためCVケーブルよりも柔らかく、狭い盤内での取り回しや曲げ配線がしやすいのが特徴です。
KIV線
(けーあいぶいせん)
「可とう性(曲げやすさ)」に特化した低圧電線。IV線の撚り線よりもさらに細い銅線を数多く束ねているため非常に柔らかく断線しにくく、制御盤内配線やワイヤーハーネスの部材として最もよく使われます。
LCコネクタ
(えるしーこねくた)
上部のツメ(ラッチ)を押してLANケーブルのように着脱できる、小型の光コネクタ。データセンターなどの高密度配線で現在の主流となっています。
Lightning
(らいとにんぐ)
iPhone(14以前)やiPad等のApple製品専用のリバーシブルコネクタ。基本的な転送速度はUSB 2.0相当です。
LME銅相場
(えるえむいーどうそうば)
ロンドン金属取引所(London Metal Exchange)で決定される、国際的な銅の取引価格。この相場と為替レートが日本の「銅建値」の計算基準となります。
M.2
(えむどっとつー)
現代のパソコンで主流となっている、マザーボードに直接挿し込むガムのような形状をした小型・超高速SSDの規格。
MPOコネクタ
(えむぴーおーこねくた)
1つのコネクタ内に12芯や24芯など、複数の光ファイバーを並べて一括で接続できる多芯コネクタ。40G/100G以上の超高速・大容量通信に用いられます。
PS/2
(ぴーえすつー)
かつてのPCで標準的だったキーボード(紫)とマウス(緑)の接続端子。丸型の6ピン端子で、現在はUSBに完全に置き換わっています。
PSE法
(でんきようひんあんぜんほう)
日本国内における電気用品の安全性を確保するための法律。コンセントから電源を取る製品や電源ケーブルが対象となり、「PSEマーク」が表示されます。
REACH規則
(りーちきそく)
化学物質の登録や制限に関するEUの規則。人体や環境に悪影響を及ぼす懸念がある「高懸念物質(SVHC)」が対象となり、定期的に規制リストが更新されます。
RJ-11
(あーるじぇーじゅういち)
電話線やADSLモデムの接続に使用されるコネクタ。RJ-45より一回り小さい6ピン形状(実際に使用するのは2〜4芯)が特徴です。
RJ-45
(あーるじぇーよんじゅうご)
イーサネット(有線LAN)接続に使用される8ピンのコネクタ。ネットワーク機器間の通信や、PoEによる電力供給に用いられます。
RoHS指令
(ろーずしれい)
電気・電子機器に含まれる特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロムなど計10物質)の使用を制限するEUの環境規制。部材選定のグローバルスタンダードです。
RS-232C
(あーるえすにーさんにーしー)
機器間のシリアル通信規格。通信速度は遅いもののノイズに強く、ルーターのコンソール設定や工作機械・計測器等の制御用として産業分野では現在も重宝されています。
RS-422
(あーるえすよんにーにー)
RS-232Cの通信距離と速度の制限を改善したシリアル通信規格。差動信号方式によりノイズに強く、最大1.2kmの長距離通信(最大10Mbps)や1対多の通信に対応し、工場内のFA機器や計測器の制御用に使われます。
RS-485
(あーるえすよんはちごー)
RS-422をさらに発展させたシリアル通信規格。同様にノイズに強く長距離通信が可能なうえ、複数の機器が双方向に通信できる「多対多(マルチポイント)」接続に対応しており、産業用ネットワーク(Modbus等)で広く普及しています。
SAS / Mini-SAS
(さす / みにさす)
サーバーやエンタープライズ機器向けの高信頼・高速ストレージ接続規格。SATAと互換性を持つ端子や、複数台をまとめて接続するMini-SASケーブルなどがあります。
SATA
(シリアルATA)
デスクトップPCやサーバーの内部で、内蔵HDDやSSD、光学ドライブを接続するためのデータ伝送規格(L字型のコネクタ)。
SCコネクタ
(えすしーこねくた)
押し込むだけでロックされ、引くだけで抜ける(プッシュプル方式)作業性に優れた標準的な光コネクタ。日本のNTTが開発し、世界中で普及しています。
SVHC
(こうけねんぶっしつ)
REACH規則において、発がん性や環境残留性など、人体や環境に重大な悪影響を及ぼす懸念があると指定された化学物質のこと。
Thunderbolt
(サンダーボルト)
IntelとAppleが共同開発した高速通信規格。コネクタ形状はUSB Type-Cと同じですが、より高速なデータ通信と大容量データ転送(外部GPU等)が可能です。
UL規格
(ゆーえるきかく)
アメリカにおける製品の安全規格。北米市場へ輸出する産業機械や制御盤の配線には、UL認証を受けたケーブルや部材の使用が強く求められます。
UPC研磨
(ちょうきゅうめんけんま)
光コネクタの端面を精密な球面状に磨き上げ、反射減衰量を高めた方式。現在最も一般的に使用されており、コネクタ本体は主に「青色」をしています。
USB
(ゆーえすびー)
周辺機器の接続や電力供給において、現在最も広く普及している標準規格。形状により「Type-A」「Type-B」「Type-C」などの種類が存在します。
VCT / VCTF
(ぶいしーてぃー / ぶいしーてぃーえふ)
柔軟性に優れ、ゴムやタフなビニルで覆われた移動用電源ケーブル。300V以下の小型機器用「VCTF」と、600V以下の工場用移動モーター動力などに使う「VCT」があり、移動する機器の電源コードに適しています。
VGA
(ぶいじーえー)
アナログRGB信号を用いて映像を出力する古いコネクタ規格(青色のD-Sub15ピン)。現在でもサーバーの保守用コンソールなどで使用されることがあります。
VVF / VVRケーブル
(ぶいぶいえふ / ぶいぶいあーるけーぶる)
住宅や建物の屋内固定配線(壁のコンセントや照明器具など)に広く使われるケーブル。平形の「VVF」と丸形の「VVR」があり、配線スペースの形状によって使い分けられます。
WL1 / MLFC
(だぶりゅーえるわん / えむえるえふしー)
絶縁体に架橋ポリエチレン等の特殊な素材を使用した高耐熱電線。耐熱温度は105〜110℃と一般的な電線より圧倒的に高く、柔軟性にも優れるため、モーターの口出し線や大電流を扱う配電盤・制御盤の配線に最適です。
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