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ニュースまとめ:2026年9月24日(木) 時点

【本日の主なトピック】

1. 国内銅建値・為替・LME相場の動向

  • 国内銅建値(JX金属):9月24日、JX金属は9月積み銅建値をトン11万円高の「242万円/トン」に大幅改定(日刊産業新聞報道)。改定履歴:9月10日237万円→9月11日228万円→9月15日224万円→9月17日231万円→9月24日242万円。前週木曜比で11万円の上昇。月内推定平均は2,353,600円。
  • 改定理由の分析:連休中の海外LME銅相場の急反騰(1万4,700ドル台到達・6日続伸)に加え、米9月PMI速報値好調に伴う米利上げ観測や原油急伸でドル円が1ドル=158円台へ急反落(円安進行)したことで、輸入採算がダブルで急激に押し上げられたことが主因です。
  • LME銅相場:22日に1万4,745ドルまで急伸したあと利益確定売りに押されたものの、24日も1万4,600〜1万4,700ドル近傍の高値圏を維持(Westmetall 23日終値3-month 14,658ドル等)。現先スプレッドの逆ザヤ(バックワーデーション)が地金を下支え。
  • 為替相場(ドル円):米経済指標好調と米追加利上げ観測を背景にドル買いが優勢となり、1ドル=158円台を回復(外為どっとコム報道)。建値急騰の強力な後押しとなりました。

2. 国内電線メーカー動向と専門紙報道

  • 電線各社の販売スライド:銅建値242万円改定を受け、電線メーカー各社の銅電線・電力ケーブル販売ベースが即座に上昇へ転換。
  • 住友電工・古河電工・SWCC:データセンター向け超多芯光ファイバケーブル(13,824芯等)や送配電系統増強向け電力ケーブルの受注残高は高水準を維持。系統連系・再エネ向け投資の旺盛さが確認されています。
  • 専門紙報道(日刊産業新聞・電線新聞):日刊産業新聞(9月24日付)は「銅建値242万円11万円上げ 再び最高値に」と一面で速報。LME反騰とドル円158円台回復による輸入採算急悪化を詳報しました。(※電線新聞Webアクセス代替として産業新聞等を参照)

3. 自動車・EV・半導体の生産動向

  • トヨタ自動車:世界60工場とロボット40万台を2028年以降年1兆円規模で更新する方針(財経新聞既報)のもと、生産ラインの高度自動化・省人化投資を加速中。
  • 中国NEV自動運転の国家目標:中国政府が「第15次5カ年NEV産業発展計画」を発表し、2030年に向け自動運転車の大量展開と最高水準の安全基準方針を打ち出しました(自動運転ラボ既報)。
  • ホンダ・半導体動向:ホンダの9月末までの国内減産方針は継続中。車載半導体の供給体制は安定推移。9月24日時点で新たな大規模減産等の発表はありませんでした。

4. データセンター・電力インフラ建設

  • 送電網増強の進展:電力大手8社による全国30カ所での変電所新増設・送電系統強化プロジェクト(2034年度AI電力需要616万kW見通し対応)が進行中。
  • データセンター新設・増設ラッシュ:国内38件の新設・増設プロジェクトが進行しており、幹線用特高電力ケーブルおよび光複合配線の長期需要を強く牽引中。
  • 台風25号の被災インフラ復旧:千葉・神奈川等で発生した土砂崩れ・電線切断被害(約1.7万軒停電)に対し、東京電力パワーグリッドが復旧工事を本格展開。インフラ強靭化の重要性が再認識されています。

5. ハーネスメーカー動向と製造設備・自動化

  • 住友電装:AIスタートアップのエクサウィザーズと共同で、現場異常検知や熟練技能継承を担う「フィジカルAI」によるAIエージェント群の開発を推進中(9月17日発表)。
  • 矢崎総業:研究開発拠点「Innovation Hub-REN(錬)」を軸に、ヒト型ロボットやAIによる部品生産自動化の研究開発を加速中。標準品の生産リードタイムは概ね安定。
  • 製造設備・自動化動向:小寺電子製作所(CASTUGNON C551SSA等)や新明和工業、Komax等の高精度全自動端子圧着機、画像AIによるクリンプハイト・圧着形状の全数自動検査装置の導入が進み、銅高騰を受けた歩留まり向上・省人化投資が活発です。

6. 主要部材・副資材の需給と価格改定

  • 主要材料(UL線・端子・コネクタ):銅建値242万円改定に伴い、汎用UL線(UL1007、UL1015等)や高耐熱電線の納期長期化傾向がいっそう強まる懸念。端子・コネクタは民生・産業機器向けを中心に安定供給。
  • 副資材・被覆材料(ナフサ・PVC・チューブ):ドル円158円台回復と原油急伸を受け、国産ナフサ価格への上昇圧力が再燃。塩ビ(PVC)、保護チューブ、ハーネステープ等の樹脂副資材各社は価格スライド運用の継続姿勢が明確です。
  • 価格改定情報:JX金属の銅建値242万円改定を受け、電線流通大手(光昭等)は即日「Cu2420」ベースへ引き上げ改定。海外大手コネクタ各社(5〜12%)や10月1日予定の各種電設資材・配管材改定のアナウンスが継続中です。

7. 物流・サプライチェーンリスク

  • アジア域内コンテナ運賃の最高値更新:ドゥルーリー発表のアジア域内コンテナ運賃指標(IACI)が前週比6%増の1,402ドル/FEUとなり、4週連続で過去最高を更新(海事プレス既報)。地政学リスクや台風影響による船腹需給逼迫が主因。
  • 国内物流・地政学リスク:トラックドライバー時間外規制に伴う国内運賃の上昇基調が定着。台風被災地での通行規制に伴う局所的な配送遅延への配慮が必要です。

8. 次世代技術・環境規格動向

  • 次世代技術(アルミハーネス・高速伝送):国内銅建値が242万円に達したことで、車両軽量化と銅高騰対策を両立するアルミ電線ハーネスの注目度が一段と上昇。住友電工は富山住電に約145億円を投じ、アルミワイヤロッド生産能力を1.5倍に拡大する計画を推進中。車載イーサネット・光ハーネスの開発も活発です。
  • 環境規制(PFAS・UL・RoHS):欧州REACH規則におけるPFAS(有機フッ素化合物)包括制限案を巡り、電線被覆・フッ素樹脂(PTFE等)への影響に関して日本電線工業会が除外要望を提出するなど、代替素材(超高分子量ポリエチレン等)の評価開発が注視されています。

【主な出典・参考情報】

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