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【本日の主なトピック】
- 国内銅建値は238万円で据え置き(日曜休場):本日は日曜日のため銅建値の改定・取引は休止。公式に確定している最新の建値は8月25日改定の238万円で、8月最終週(8/24〜8/30)を通じて改定は8月25日の1回のみ。週明け8月31日(月)の改定有無が焦点です。
- ドル円は159円前後でもみ合い、来週はG20と米雇用統計が焦点:8月28日NYで5営業日続伸し160.09円で引けた後、今週は方向感の乏しい展開。来週(8/31〜9/4)はG20財務相・中央銀行総裁会議(片山財務相・ベセント米財務長官会談)と9月4日の米雇用統計が焦点で、予想レンジは157円台後半〜161円台前半とされています。
- LME銅は8月26日時点14,525ドルと高値圏、週末は休場:在庫は237,475トン(▲1,250トン)で減少基調。8月29日・30日は土日休場のため取引なし、次回は週明け8月31日(月)。
- 霞ヶ関キャピタル・NTTドコモビジネスのデータセンター開発発表が続く:8月27日にNTTドコモビジネス・東京電力パワーグリッドがコンテナ型データセンター展開を発表、8月28日には霞ヶ関キャピタルが神奈川県座間市での第一号プロジェクト始動を発表しています。
- 熊本地震からの自動車・半導体生産は全工場が全面復旧:8月24日までに全工場が稼働に復帰済み。スズキは8月24日、初の軽乗用EV「e SKY」を公開しています。
1. 国内銅建値・為替・LME相場の動向
- JX金属の電気銅建値は8月25日改定の238万円が公式に確定している最新水準。本日30日は日曜日で市場休場のため改定・取引はなく、8月26日〜29日に続き据え置きが継続しています。8月最終週(8/24〜8/30)を通じて改定は8月25日(8月21日改定の234万円から+4万円)の1回のみで、週明け31日(月)の改定有無が焦点です。
- LME銅相場は8月26日時点のセツルメントが14,525.0ドル/トン(前日比+100.0ドル)と高値圏を更新。8月27日・28日の確定値は本日時点の検索では確認できませんでしたが、報道からは8月27日時点でも14,500ドル台後半の高値圏を維持しているとみられます。LMEは土日(29日・30日)休場のため、次の取引は週明け31日(月)となります。在庫は8月26日時点237,475トン(▲1,250トン)と減少基調が続いています。
- ドル円は8月28日のニューヨーク市場で5営業日続伸し、終値160.09円(一時160.20円と7月31日以来の高値)を記録した後、今週(8/24〜8/28)は159円前後を中心とした方向感の乏しい展開となりました。米7月PCEデフレーターが予想を上回る一方、日本では日銀の追加利上げ観測も強まり、上下の材料が拮抗しています。来週(8月31日〜9月4日)はG20財務相・中央銀行総裁会議(8月31日・9月1日、片山財務相とベセント米財務長官の会談を含む)と9月4日の米雇用統計が最大の焦点で、予想レンジは157円台後半〜161円台前半とされています。円安基調は国内銅建値の高値維持を下支えしていますが、160円台は為替介入の警戒ラインとも意識されています。
2. 電線メーカーの事業動向
- 古河電工は2026年3月期に大幅増収増益(売上高1兆3,076億円、前期比+8.8%/営業利益639億円、同+35.8%)を達成し、27年3月期通期の連結営業利益予想は950億円(前期比+48.8%)と市場コンセンサスを上回る見通し。株式分割考慮後の過去最高値を更新するなど電線大手4社の中でも特に好調です。
- フジクラは上場来高値を更新し、時価総額で電線4社中トップ(2026年7月時点で9兆5,114億円)に躍進。一方、住友電工は米関税政策の影響で最大400億円規模の減益リスクが指摘されており、フジクラとともに前期比2桁の営業減益見通しとする分析もあります。
- SWCCは合弁先の古河電工が保有するSFCC(川崎市)株式を譲り受け、2026年3月31日付で全株取得予定。本日30日(日曜のため各社IR発表自体が想定されない状況)時点で新規の個別発表は確認できませんでした。
3. 自動車・半導体産業の生産動向
- 令和8年熊本地震(7月28日発生、最大震度7)で停止していた自動車・半導体各社の生産拠点は8月24日までに全工場が稼働に復帰済みです。2016年の熊本地震と比較して復旧が早く、長期的な生産への影響は回避できる見通しとされています。
- 2026年上期(1〜6月)の日系自動車メーカー8社の世界生産合計は前年同期比+0.8%の1,203万8,094台と2年連続で増加。トヨタ・ホンダ・日産の国内大手3社は中国市場での競争激化に苦戦する一方、スズキは過去最高を更新するなどメーカー間で明暗が分かれました。
- スズキは8月24日、自社初となる軽乗用車のEV「e SKY」のプロトタイプを公開し、この秋の発売を目指す方針を示しました。半導体・電子部品はAI特需によりコンデンサーなどで需給逼迫が強まっており、車載向けを含む一部製品の値上がり・出荷減少の動きも報じられています。本日30日時点で各社から新たな減産・生産調整の発表は確認できませんでした。
4. データセンター・電力インフラ投資
- NTTドコモビジネスと東京電力パワーグリッドは8月27日、生成AI利用拡大に伴う首都圏でのデータセンター需要増に対応するため、高発熱GPUサーバーに対応したコンテナ型データセンター「コンテナDCパーク」の展開を発表しました。短工期での設置が特徴です。
- 霞ヶ関キャピタルは8月28日、AIインフラ向けデータセンター開発事業への参入と第一号プロジェクト始動を発表。神奈川県座間市で取得した開発用地を活用し、首都圏では希少とされる42MW級の特別高圧受電契約を確保しています。
- 電力8社は全国30カ所でデータセンター向け送電網の増強を計画(日本経済新聞報道)。国内データセンター向け電力需要は2025年度の47万kWから2034年度には616万kWへ急拡大する見通しで、国内データセンター建設市場は2028年に5兆円を超える規模に達する見通しです。本日30日時点で新規の大型プロジェクト発表は確認できませんでした。
5. ハーネス部材の価格改定動向
- 矢崎電線は8月19日、タイのアルミ電線新工場が完成し開所式を実施。生産能力は従来比約3倍に拡大し2026年8月中の稼働を予定していますが、本日時点で稼働開始に関する続報は確認できませんでした。矢崎総業はワイヤーハーネス製造の大半を自動化する方針で、2028年度の量産導入を目標としています。
- 端子・コネクタ関連では、松村電機製作所が8月1日発注分より価格改定済み。サイレックス・テクノロジーは10月1日出荷分より新価格を適用予定です。海外大手のTE Connectivity・Molexも2026年に入り複数回の価格改定を実施しており、Molexは7月1日実施分で5〜30%、TE Connectivityも7月6日実施分で改定を行っています。
- 受動部品・コネクタはAIデータセンター向け需要の急増を背景に需給が逼迫しており、価格・納期が流動的な状況が続いています。コンデンサーなど電子部品もAI特需で品薄が強まっています。矢崎総業・住友電装の新規リードタイム情報は本日時点で確認できませんでした。
【主な出典・参考情報】
- 銅建値 | JX金属(公式・改定履歴)
- 銅建値4万円上げ 238万円(日刊産業新聞)
- 亜鉛建値70万円台突入 需要家、価格転嫁遅れ めっき業界に不安広がる(日刊産業新聞)
- 鉛建値3000円高36万6000円に(日刊産業新聞)
- 建値・国内相場ニュース一覧(日刊産業新聞)
- 来週のドル円相場はどうなる?8/31週のイベント予定 2026年8月30日(外為どっとコム マネ育チャンネル)
- 来週の為替予想(米ドル/円)協調介入後の160円台、許すも拒むもG20と米雇用次第 ハロンズFX(外為どっとコム マネ育チャンネル)
- G20会議で「ベッセント・植田会談」の可能性(日経ビジネス電子版)
- 日米財務相、為替協議へ 協調介入効果、G20に合わせ(ライブドアニュース)
- 絶好調のスズキなど4社が国内大手3社の不調をカバー、2026年上期日系自動車生産(MONOist)
- 絶好調の住友電工、フジクラ、古河電工、SWCC…買うならどれ?(つばめ投資顧問)
- SWCC、合弁先の古河電気工業からSFCCの株式を取得|M&Aニュース
- NTTドコモビジネスと東京電力パワーグリッド、最新鋭のGPUサーバーに対応した「コンテナDCパーク」の展開を発表(クラウドWatch)
- データセンター(AIインフラ)開発における第一号プロジェクト始動のお知らせ(2026年8月28日掲載、ライブドアニュース)
- 電力8社がデータセンター送電網増強 全国30カ所、AI需要見据え先手(日本経済新聞)
- 製品価格改定のお知らせ(D型プラグ・コネクタ・コンセント)松村電機製作所
- 価格改定に関するお知らせ(2026年8月17日)サイレックス・テクノロジー株式会社
- コンデンサーなど電子部品、AI特需で品薄 7〜9月の半導体9指標(日本経済新聞)
- 矢崎総業、ワイヤーハーネス製造の大半を自動化へ 2028年度にも量産導入(電波新聞デジタル)