← ニュース一覧に戻る
【本日の主なトピック】
- 国内銅建値は238万円で3営業日連続据え置き:公式に確定している最新の建値は8月25日改定の238万円で、8月26日・27日・28日と据え置きが継続しています。市場推計の足元計算値は8月27日時点で2,410円/kg(建値比+3万円)まで上振れており、近日中の引き上げ改定が視野に入る状況です。
- LME銅は8月26日時点14,525.0ドルで高値圏を維持:8月27日・28日の確定値は本日時点の検索では確認できませんでしたが、在庫は8月26日時点237,475トン(▲1,250トン)と減少基調が続き、需給引き締まりを示しています。
- ドル円は159円台半ばで小じっかり推移:本日28日はアジア時間序盤に159.34円まで下落する場面があったものの、その後は159円台半ば〜159.56円で推移。ジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長講演(日本時間23:00)が最大の注目材料です。
- 霞ヶ関キャピタルがデータセンター開発事業に参入:8月28日、神奈川県座間市で42MW級の特別高圧受電契約を確保した第一号プロジェクトの始動を発表しました。
- 2026年上期の日系自動車生産は明暗分かれる:8社合計は前年比+0.8%の1,203万台超。スズキが過去最高を更新する一方、トヨタ・ホンダ・日産の国内大手3社は中国市場での競争激化に苦戦しています。
1. 国内銅建値・為替・LME相場の動向
- JX金属の電気銅建値は8月25日改定の238万円が公式に確定している最新水準で、8月26日・27日・28日と3営業日連続で据え置かれています。市場推計サイトの足元計算値では8月27日時点で2,410円/kg(建値比+30円/kg、トンあたり+3万円)まで上振れており、近日中の引き上げ改定が視野に入っています。
- LME銅相場は現地8月26日時点で現物売りセツルメントが14,525.0ドル/トン(前日比+100.0ドル)と高値圏を更新。8月27日・28日の確定値は本日時点の検索では確認できませんでしたが、市場推計では高値圏を維持しているとみられます。在庫は8月26日時点237,475トン(▲1,250トン)と連日の減少が続き、需給引き締まりを示しています。
- ドル円は東京TTS(8/26)で160.13円と160円台を維持していましたが、本日28日はアジア時間序盤に159.34円まで下落する場面があり、その後159円台半ば〜159.56円のレンジで小じっかりと推移。米インフレ指標の高止まりを受けたドル買いが先行し、日本時間23:00からのジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長講演が最大の注目材料とされています。円安基調は国内銅建値の高値維持を下支えしています。
2. 電線メーカーの事業動向
- 古河電工は8月25日に前日比+375円(+10.34%)の10.3%高となり東証プライムで4,000円をつけましたが、本日28日時点で新規の個別株価材料は確認できませんでした。
- 電線大手4社の2026年3月期業績見通しでは、古河電工・SWCCが営業増益を見込む一方、住友電工・フジクラは前期比2桁の営業減益を見込むなど、米関税政策への対応で明暗が分かれています。住友電工は関税影響で最大400億円規模の減益リスクが指摘されています。
- AI・データセンター向け需要を背景に古河電工・フジクラ・住友電工など電線関連株は2026年に入り軒並み大幅上昇。SWCCは古河電工が保有するSFCC(川崎市)株式を譲り受け、2026年3月31日付で全株取得予定です。本日時点でSWCC・住友電工・フジクラの新規の個別発表は確認できませんでした。
3. 自動車・半導体産業の生産動向
- 2026年上期(1〜6月)の日系自動車メーカー8社の世界生産合計は前年同期比+0.8%の1,203万8,094台と2年連続で増加。トヨタ・ホンダ・日産の国内大手3社は中国市場での競争激化に苦戦する一方、スズキは過去最高を更新するなどメーカー間で明暗が分かれました。
- 令和8年熊本地震(7月28日発生、最大震度7)で停止していた自動車・半導体各社の生産拠点は8月24日までに全工場が稼働に復帰済みです。2016年の熊本地震と比較して復旧が早く、長期的な生産への影響は回避できる見通しとされています。
- スズキは8月24日、自社初となる軽乗用車のEVを公開し、この秋の発売を目指す方針を示しました。本日28日時点で各社から新たな減産・生産調整に関する発表は確認できませんでした。
4. データセンター・電力インフラ投資
- 霞ヶ関キャピタルは8月28日、AIインフラ向けデータセンター開発事業への参入と第一号プロジェクト始動を発表。神奈川県座間市で取得した開発用地を活用し、首都圏では希少とされる42MW級の特別高圧受電契約を確保しています。
- NTTドコモ子会社と東京電力パワーグリッドは8月27日、AI利用拡大に伴うデータセンター需要増に対応するため、東京都内でのコンテナ型データセンター設置を進める方針を発表しました。
- 国内データセンター向け電力需要は2025年度の47万kWから2034年度には616万kWへ急拡大する見通しで、国内データセンター建設市場は2028年に5兆円を超える規模に達する見通しです。一方、地域によっては電力接続待ちが5〜10年に及ぶケースもあり、インフラ整備の遅れが課題として指摘されています。
5. ハーネス部材の価格改定動向
- 矢崎電線は8月19日、タイのアルミ電線新工場が完成し開所式を実施。生産能力は従来比約3倍に拡大し2026年8月中の稼働を予定していますが、本日時点で稼働開始に関する続報は確認できませんでした。矢崎総業はアジア各国での新工場開設や、ワイヤーハーネス製造の自動化(2028年度量産導入目標)も進めています。
- 端子・コネクタ関連では、松村電機製作所・ハイバーテックが8月1日発注分より価格改定済み。サイレックス・テクノロジーは10月1日出荷分より新価格を適用予定で、進捗に関する新規情報は本日時点で確認できませんでした。海外大手のTE Connectivity・Molexも2026年度入り後、自動車・産業機器向けを中心に5〜12%程度の価格改定を実施しています。
- 受動部品・コネクタはAIデータセンター向け需要の急増を背景に需給が逼迫しており、価格・納期が流動的な状況が続いています。矢崎総業・住友電装の新規リードタイム情報は本日時点で確認できませんでした。
【主な出典・参考情報】
- 銅建値 | JX金属(公式・改定履歴)
- 【2026/8/25】LME銅は14,344ドルへ底堅く強含み!足元計算値2,370円で+30円の「上げ改定」予想(今日の銅相場を教えてよ)
- ドル/円見通し(為替/FXニュース):ドル円は円安で159円台半ば|FRB議長の講演を控えて方向感が乏しい(2026年8月28日)(OANDA Japan)
- 【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年8月28日(外為どっとコム マネ育チャンネル)
- FX/為替「ドル/円今日の見通し|ウォーシュFRB議長の講演に注目、ドル/円は160円を試すか」外為どっとコム トゥデイ 2026年8月28日号
- 東京為替:ドル・円は高値もみ合い、豪ドルは失速(財経新聞)
- 東京為替:ドル・円は小じっかり、ドル買い継続(財経新聞)
- 絶好調のスズキなど4社が国内大手3社の不調をカバー、2026年上期日系自動車生産(MONOist)
- データセンター(AIインフラ)開発における第一号プロジェクト始動のお知らせ(2026年8月28日掲載、ライブドアニュース)
- AIで需要拡大 “短期間で設置”コンテナ型のデータセンター(NHKニュース、2026年8月27日)
- 絶好調の住友電工、フジクラ、古河電工、SWCC…買うならどれ?(つばめ投資顧問)
- 古河電工10.3%高で光デバイスが全テーマ首位、8月25日(Postation)
- 【2026年最新版】電設資材メーカー価格改定情報
- 製品価格改定のお知らせ(D型プラグ・コネクタ・コンセント)松村電機製作所
- 値上げラッシュの裏で起きている「調達戦争」の正体(基板実装.com)
- 矢崎総業、ワイヤーハーネス製造の大半を自動化へ 2028年度にも量産導入(電波新聞デジタル)