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【本日の主なトピック】
- 銅建値が242万円の最高値へ:JX金属の電気銅建値は8月17日に242万円/トンへ改定され、今年最高値をさらに更新しました。LME銅相場の上昇と159〜160円に迫る円安が影響しています。
- 住友電工に関税リスク:電線大手4社のうち、古河電工とSWCCは営業増益を見込む一方、住友電工は米国の関税政策により約400億円の減益リスクを抱えていると報じられています。
1. 国内銅建値と為替・LME相場の動向
- JX金属は8月17日に銅建値を4万円引き上げ、242万円/トンへ改定しました。8月12日の最高値をさらに上回る水準です。
- LME銅相場は3か月先物で1万4,000ドル台を連日上回り、バックワーデーション(期近高)が観測されるなど強い需給ひっ迫懸念が下支えしています。
- 為替は原油高や米長期金利上昇を背景に159円台半ば〜160円手前で推移し、この円安基調が国内銅建値を押し上げています。
2. 電線メーカーの事業動向
- データセンター関連需要の恩恵を受ける一方で、住友電工はトランプ米政権の関税政策により約400億円の減益リスクを抱えています。
- SWCCは古河電工が保有するSFCC株式の取得方針を継続し、両社とも医療向け部品など新事業領域の研究開発を進めています。
- 三井金属がマレーシアに銅箔新工場(2031年度稼働予定)を建設する計画が報じられています。
3. 自動車・半導体産業の復旧状況
- 熊本地震の影響で停止していたトヨタ自動車九州の3工場(宮田・小倉・苅田)およびダイハツ工業は、8月5日時点で部品調達のめどが立ち稼働再開に向かっています。
- 被災した半導体各社(TSMC熊本、ソニー、ルネサス等)も8月上旬にかけて順次生産を再開し、月内に震災前水準へ回復する見込みです。
- 北米ではEVの競争が激化する一方で、GMとサムスンSDIがインディアナ州のEV電池合弁を解消しました。
4. データセンター・電力インフラ投資
- 東京電力パワーグリッドは印西エリアに変電所の新増設として2,000億円超を投じるなど、インフラ投資が拡大しています。
- 経済産業省の「GX戦略地域制度」により北海道など9地域が選定され、5年間で総額2,100億円が投資されます。北海道石狩市では「再エネ×データセンター」として8月に第1号が本格稼働予定です。
5. ハーネス部材の価格改定動向
- ミスミは7月1日よりRS232Cハーネス等のエレクトロニクス部品を4〜5%値上げしており、松村電機製作所も8月1日受注分からD型プラグ等を価格改定しました。
- 配電制御機器各社では改定率+20〜80%規模の値上げが実施されており、銅建値の最高値更新を背景にコスト上昇圧力が継続しています。
【主な出典・参考情報】
- 銅建値 | JX金属(公式・改定履歴) / 銅建値、最高値JX金属4万円引き上げ (日本経済新聞)
- LME/銅相場、1万4000ドル台続く (日刊鉄鋼新聞) / ドル円午前の為替予想 (外為どっとコム)
- 住友電工は減益リスク400億円...米関税の受け止めで明暗 (ニュースイッチ)
- SWCCと古河電工が新事業に注力 (ニュースイッチ) / 絶好調の住友電工、フジクラ、古河電工、SWCC (つばめ投資顧問)
- トヨタ、九州の工場稼働再開へ (時事ドットコム) / 熊本地震で供給網に痛手 (日本経済新聞)
- AIのボトルネックは電力――日本のデータセンター電力需要と電源確保 (Zenn)
- 【2026年最新版】 電設資材メーカー価格改定情報