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【本日の主なトピック】
- 国内銅建値が2026年最高水準へ:LME銅相場の需給ひっ迫懸念による上昇と円安進行が重なり、JX金属は8月12日に銅建値を238万円/トンへ引き上げました。
- 電線各社の好決算と株価堅調:古河電工・住友電工・フジクラ・SWCCの電線4社は、データセンター需要を背景に大幅増益を達成しました。
1. 国内銅建値・LME相場・為替動向
- JX金属の電気銅建値は、8月3日(228万円)から段階的に引き上げられ、8月12日には238万円/トンに達し、2026年の最高水準となりました。
- LME銅相場は、需給ひっ迫懸念を背景に1万4,000ドル台で推移し、最高値に迫る水準が続いています。
- 為替市場ではドル円が159円台前半~半ばで推移し、この円安基調が輸入コストを押し上げ、銅建値引き上げの一因となっています。
2. 電線メーカーの業績・事業動向
- 2026年3月期決算において、古河電工は最終利益が前期比+117.4%、住友電工も+90.7%と大幅増益を達成しました。
- SWCCは古河電工が保有していた汎用ケーブル製造販売会社(SFCC)の株式を全て取得し、事業集約を進めています。
- 時価総額(7月3日時点)はフジクラが首位、住友電工が2位と堅調に推移しています。
3. 自動車・EV・半導体の生産影響
- トヨタ自動車は熊本地震による部品供給停滞の影響で、愛知県田原工場と福岡県内3工場の稼働を一時停止し、ハーネスを含む部品供給網に波及しました。
- グローバルではEV市場の調整が続き、FordやGMの減産、Teslaの生産抑制が見られます。中国市場でも価格下落が響き、SiCウエハー大手のWolfspeedがチャプター11を申請する事態となっています。
4. データセンターインフラ整備の動向
- 千葉県印西エリアでは、建設中・計画中のデータセンターが28カ所(合計1,190MW)に達し、東京電力パワーグリッドがインフラ整備を進めています。
- データセンターの電力需要は国内全体の10~20%規模へ拡大しており、地方新設時にも変電所からの整備が必要となるため、送配電設備関連の需要を大きく押し上げています。
5. ワイヤーハーネスの市場環境・価格動向
- 矢崎総業(国内シェア約50%)、住友電装(同約25%)を中心とした国内メーカーの供給体制への具体的な影響を示す新規発表はありませんが、九州での工場停止の影響は注視されます。
- 電設資材メーカーによる価格改定が8月〜11月に予定されており、銅建値上昇に伴う電線・ケーブル製品への価格転嫁の動きが広がっています。
【主な出典・参考情報】
- JX金属「銅建値」改定履歴 / 日刊産業新聞 / 日刊鉄鋼新聞
- OANDA Japan / 外為どっとコム / みんかぶFX 為替概況(2026年8月13日)
- つばめ投資顧問 / マネーボイス / iru-miru (電線株・業績見通し)
- 時事ドットコム / トヨタ自動車グローバルニュースルーム (国内工場稼働状況)
- ジェトロ / 日本総研 (データセンター・電力インフラ)
- ニュースイッチ / 矢崎グループ / 電設資材メーカー価格改定情報