← ニュース一覧に戻る
ニュースまとめ:2026年8月12日(水)

【本日の主なトピック】

1. 国内銅建値の改定状況

改定日 建値(円/トン) 変動幅
8月3日 2,280,000円 ▲80,000円
8月5日 2,330,000円 +50,000円
8月12日 2,380,000円 +50,000円

8月12日、JX金属は電気銅建値を238万円/トンへ改定しました。8月5日比で5万円(約2.1%)の上昇となり、高止まり傾向が継続しています。

2. 為替とLME銅相場の動き

  • 為替相場:ドル円は159円台前半(159.20〜159.46円)で推移し、円安基調が定着しています。
  • LME銅価格:3ヶ月先物は14,156.50ドル/トン水準まで上昇しており、週次で約4.5%の伸びを示しました。
  • ドル建て価格の上昇と円安進行の相乗効果が、国内建値の引き上げ要因となっています。

3. 電線大手・非鉄メーカーの最新動向

  • 電線大手4社(住友電工・フジクラ・古河電工・SWCC)は最新決算で軒並み大幅増益を達成しました。
  • 古河電気工業の4-6月期営業利益率は前年同期の2.8%から7.0%へ大幅改善しています。
  • 住友金属鉱山は通期税引前利益予想を3,240億円(950億円上振れ)へ上方修正し、三井金属は銅箔増強に2030年度まで420億円を投資すると発表しました。

4. 自動車・EV・半導体分野の動向

  • 中国大手メーカー(上海汽車集団、BYD等)が国産半導体100%搭載モデルの開発を進めており、2026年中の量産開始を見込んでいます。
  • ロームのSiCパワー半導体モジュールがトヨタ自動車の中国向けEV「bZ5」に採用されました。
  • 8月12日時点で、ワイヤーハーネス需要に直結する大きな突発的災害や稼働停止等の発生は確認されていません。

5. データセンター・電力インフラ建設

  • 国内データセンター新増設に伴う電力需要は、2025年度の47万kWから2034年度に616万kWへ急増する見通しです。
  • 経済産業省の「GX戦略地域制度」(5年間で総額2,100億円規模)を通じた支援策などもあり、2026〜2027年にかけて送配電網の増強工事と電線需要が拡大局面を迎えています。

6. 価格改定・部材原価の圧力

  • 松村電機製作所が8月1日受注分よりプラグ・コネクタ類の価格改定を実施したほか、8月〜11月にかけて電設資材メーカー各社で値上げが予定されています。
  • 国内銅建値が238万円/トンへ上昇したことで、銅を主原料とする電線・ハーネス製品の原価上昇圧力が強まっています。

【主な出典・参考情報】

← ニュース一覧に戻る